企業価値評価において、事業価値・企業価値・株主価値といった用語が出てきます。それぞれどのような価値でしょうか?違いを教えてください。
Q&A 詳細
- 2018.10.09
- Q&A
- 入門
事業価値、企業価値、株主価値の違い
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M&Aの手続きのなかで重要なのが買収価格の決定です。売主及び買主双方が希望価格を‥‥‥ 表示には会員登録(無料)が必要です。 M&Aの手続きのなかで重要なのが買収価格の決定です。売主及び買主双方が希望価格を提示し、お互いの交渉の中で買収価格を合意していきます。買収価格を評価するためには、企業価値の考え方を知る必要があります。 特に、企業価値評価において出てくる事業価値・企業価値・株主価値の関係について、理解しておきましょう。 事業価値とは、事業から創出される価値、すなわち、事業活動によって得られる将来キャッシュ・フローの現在価値をいいます。具体的には、下図のとおり、事業性資産にのれんを加えたものから事業性負債を差し引いたものが事業価値です。 この事業価値に遊休資産や余剰資金などの非事業性資産の価値を加えた企業全体の価値を企業価値といいます。 さらに、この企業価値から有利子負債等を差し引いたものが株主価値になります。 事業譲渡の場合には事業価値を求めることになり、株式譲渡の場合には株主価値を求めることになります。 |
解説者
- 野村 昌弘 /公認会計士、税理士
- アヴァンセコンサルティング株式会社 代表取締役
- M&Aアドバイザリー、スキーム策定、バリュエーション、ベンチャーM&A、上場会社(国内)M&A、事業再生、事業承継型M&A、組織再編成、財務税務DD
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